制御工学は、システムやプロセスを安定化させ、望ましい状態に保つための理論的、数学的手法を研究する工学の一分野です。制御工学は、機械、電子、航空、化学、自動車、エネルギー、ロボット、生物学、医療、経済学、環境、その他多くの分野で利用されています。

制御工学は、制御対象となるシステムの状態を観測し、フィードバックループを介して制御システムに信号を送ることにより、システムを望ましい状態にします。制御法則と呼ばれるルールに基づいて、入力信号と出力信号を比較し、必要に応じて出力信号を修正します。

制御工学の応用分野には、例えば、自動車のクルーズコントロール、モータ制御、照明制御、温度制御、ロボットの自律制御、プロセス制御、飛行機の自動操縦、電力系統の制御、医療機器の制御などがあります。

制御工学の専門分野は多岐にわたり、古典制御理論、現代制御理論、ポスト現代制御理論(ロバスト制御)、モデル予測制御、etc. と拡がり、近年では、AIなどを活用した知的制御が発展してきています。

このサイトでは、筆者の復習も兼ね、制御工学の基礎事項について紹介していきます。できればロバスト制御程度まで説明できればと考えています。最近では、YouTubeに大学の先生が解説動画をアップされていますし、Webページでも専門の技術者が制御工学の解説などされています。これらの優れたサイトの紹介や海外のサイト、論文などの紹介もこのサイトの役目と考えています。

以下が現時点で考えている分野です。Webの利点を活かし、適宜、加筆修正、内容の見直し、項目の追加をして行く予定です。