計測工学は、物理量を測定するための科学的手法、技術、および方法を研究する工学の分野です。計測工学は、物理量を正確に測定するための計測装置の開発、測定方法の開発、および測定結果の解析と処理に重点を置いています。計測工学の主要な目的は、正確な測定と解析に基づいて、製品やプロセスの品質を向上させることにあります。
計測工学は、電気計測、光学計測、音響計測、力学計測、熱力学計測、流体力学計測など、さまざまな分野での計測方法と技術がありますが、この基礎計測工学では、主に電気電子計測について扱います。計測工学の共通事項である測定結果の解析、処理についても説明します。
基礎計測工学 目次
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1.測定と計測、測定の手順と測定例
2.電気電子計測、計測と制御
3.測定の方法
4.単位系
5.標準、校正、次元と次元式
6.測定値の統計的扱い
7.平均、分散、標準偏差、確率分布
7-1.正規分布
7-2.確率密度関数
8.最小二乗法
8-1.データの補間
8-2.回帰分析と相関
8-3.測定値の分散分析
8-4.2次形式表現での最小二乗法
9.測定の確からしさ
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10.指針形計器とディジタル計器
11. 直流の測定原理
12. 交流の測定原理
13.電圧の測定法
14.電力の測定法
15.高電圧・大電流の測定
16.磁気の測定
17.力 センサ
18.温度センサ
19.抵抗・インピーダンスの測定(1)
20.抵抗・インピーダンスの測定(2)
参考文献
桐生,宮下,元木,山﨑 著 「基本からわかる電気電子計測講義ノート」 オーム社 2015年
雨宮 著 「センサ入門(改訂2版)」 オーム社 1999年
松田、西原 著「計測システム工学の基礎 第4版」 森北出版 2020年