2. 猫の成長
猫の出生時体重は、猫種、個体差、出産回数など、様々な要因によって異なるが、一般的には85~140g程度と言われている。我が家の猫は、生後まもなく拾われてきた。その当時(写真1)の体重は200g程度だった。
母猫は分からないままで、噛み癖(おっぱいが欲しかったのか)があり、指によく噛みついていた。(写真2)
現在(12年後)の姿は写真3で、体重は6.2kgである。出生時が150gとすると、約41倍となったことになる。ちなみに私の出生時の体重が3.5kgで現在、82kgなので、約23倍である。猫並みに育っていれば140kgなので、中堅の力士程度ということになる。
図1が猫の成長曲線で、生後1年程度で成体となるようだ。一般にオスの方が大きくなるようで、我が家でも同様で、オスが6.2kgでメスは3.6kg程度である。12年になるオスは体重が重いせいか走るのが遅く、メスの駆けっこについていけない。それでもさすが猫で、本気のときは人間より機敏に動く。一般的に、猫の最高走行速度は約50km/hと言われている。人間の平均的な走行速度は約20km/hなので、敵うはずもない。ちなみにネコ科のチータは約110km/hと、とんでもない速度で走る。ちなみに最近話題の熊の走行速度は約50km/h。あの巨体でこの速度で走ってこられたら、猟銃を持っていてもほぼ勝ち目なしである。待ち伏せか、離れて撃つしかない。
猫は体長の約5倍まで跳び上がれる。人間で考えると、身長170cmの人が約8.5mの高さまでジャンプできることになる。我が家の猫もメスの方は、軽々と高いところに跳び上がる。オスの方は体重が重いので、跳び上がりは厳しい。獣医さんから、跳び下りた時に骨折の危険があるので、高いキャットタワーは撤去するように言われて、そのようにしている。