近年の制御器は、マイコンやPC、LSIで実装されることが多いので基本的にディジタル制御器となっています。特にCPUやディジタル回路の高速化に伴い、連続時間系で設計した制御器をディジタル制御器で実装することは容易になってきています。
しかし、理論的にはCPUで実装した制御システムは、離散時間系で考える必要があり、また、ディジタル制御で高速、高精度な制御システムを設計する場合には、離散時間系での制御器設計、制御系解析を考慮する必要があります。
ここでは、ディジタル制御の基礎を連続時間系の制御理論(古典制御理論、現代制御理論)の延長線上で見ていきます。

ディジタル制御の概要

ディジタル制御の全体像についての専門家の解説論文です。
初学 者の ため のデ ィジタル 制御
系 ・サ ンプル値制御系入 門

ディジタル制御 (離散時間系制御)目次

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参考文献

中溝高好 他 「ディジタル制御の講義と演習」 日新出版 1997年

小郷寛、美田勉 「システム制御理論入門」 実教出版 1979年

大類重範 「ディジタル信号処理」 日本理工出版会 2001年