5. カルノー図による論理式の簡単化
カルノー図は、論理回路や論理関数を視覚的に表現するための図形ツールである。主に2進数変数を持つ論理関数を簡単化するために用いられる。カルノー図は、真理値表から得られる情報を整理し、最適な論理回路の設計や単純化に役立つ。カ […]
4. 論理関数の標準形
論理関数の標準形とは、論理関数を論理積と論理和の組み合わせで表現する方法のことで、主に、論理回路の設計や論理式の簡略化に用いられる。論理関数の標準形には、主加法標準形と主乗法標準形の2種類がある。主加法標準形とは、論理関 […]
3. 論理関数と真理値表
論理関数は、入力の論理値(真または偽)を別の論理値に対応付ける規則または演算である。論理関数は通常、論理演算子(AND、OR、NOTなど)を使用して表現される。真理値表は、論理関数のすべての可能な入力の組み合わせに対する […]
2. 基本論理演算と回路
NOT演算(否定演算) NOT演算とは、論理変数の真理値を反転する演算(否定演算)である。NOT演算子は通常、単項演算子として使用され、論理変数を1つだけ取る。 $$A$$ $$Y=\overline{A}$$ 1(真) […]
28. CR発振回路
CR発振回路は、キャパシタ\(C\)と抵抗\(R\)を組み合わせた発振回路である。この回路は、CR移相回路をフィードバック回路として用いることで、発振を実現する。 CR移相回路 図1「CR移相回路」において、入力と出力間 […]
27. LC発振回路
LC発振回路は、インダクタンス\(L\)とキャパシタンス\(C\)を使用して振動を生成する発振回路である。LC回路は、共振周波数と呼ばれる特定の周波数で振動し、この共振周波数は、LとCの値によって決まる。一般的に、このタ […]
25. MOSFETの増幅回路
MOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)を使用した増幅回路は、アナログ信号を増幅するための回路である。MOSFETは、増幅やスイッチングなどの用途 […]
24. JFETのバイアス回路
JFET(Junction Field Effect Transistor)のバイアス回路は、JFETを所望の動作点に設定するために必要な電圧を提供する回路である。JFETを特定の動作点で利用できるようにするためには、適 […]
23. FETの静特性と等価回路
FETの主要な静特性には以下がある。(1)\(V_{GS}-I_D\)特性:ソースとドレイン間の電圧(\(V_{DS}\))を一定にして、ゲート電極とソース間の電圧(\(V_{GS}\))を変化させたときのドレイン電流( […]
22. 電界効果トランジスタ(FET)
電界効果トランジスタ(Field Effect Transistor:FET)は、半導体の内部に生じた電界によって電流を制御する方式の素子(電圧制御型電流素子)である。FETは、ゲート電極に電圧を加えることで、チャネル領 […]
21. 電圧帰還並列注入形負帰還増幅回路
図1に示す電圧帰還並列注入形負帰還増幅回路では、コレクタからベースに\(R_f\)を介して電圧帰還されている。図2の等価回路から、$$(i_f -h_{fe}i_b)\frac{R_C R_L}{R_C + R_L} = […]
20. 電流帰還直列注入形負帰還増幅回路
図1に電流帰還直列注入形負帰還増幅回路を示す。この回路は、CR結合増幅回路において、エミッタのバイパスコンデンサを取り外した構成となっている。CR結合増幅回路では、エミッタの抵抗は電流帰還バイアスとして働いている。そして […]
19. エミッタフォロワ(コレクタ接地増幅回路)
エミッタフォロワ(Emitter Follower)とは、バイポーラトランジスタを使った基本的な増幅回路構成の1つであり、電圧利得が1で入力電圧に従って出力電圧が変化する。エミッタフォロワの動作では、ベースに印加された入 […]
18. 負帰還増幅回路
負帰還増幅回路とは、出力の一部を入力に戻すことによって、増幅回路の利得や周波数特性などの特性を改善する回路で、増幅回路と帰還回路から構成される。帰還回路は、出力端子から出力された信号を、入力端子に戻す回路である。負帰還増 […]
17. 差動増幅器、ボルテージフォロワ、加算器
オペアンプを利用した各種回路を説明する。オペアンプを使った回路の基本設計では、オペアンプを理想オペアンプと考える。また、基本的に負帰還をかけるので、入力端子\(+\)と\(-\)間は、バーチャルショート(仮想短絡)が成立 […]
16. オペアンプ回路
オペアンプ(Operational Amplifier:演算増幅器)は、電子回路における重要なアクティブデバイスの一つである。オペアンプは通常、アナログ信号を増幅するために使用され、様々な電子回路で信号処理や制御機能を実 […]
15. 差動増幅回路
差動増幅回路とは、2つの入力信号の差分を増幅する回路である。従って、2つの入力信号が同じ値(周波数、振幅、位相が同じ)であれば、出力はゼロになる。差動増幅回路は、入力信号の同相成分(例えば、同相の共通雑音)を除去するのに […]
14. パッシブフィルタ回路
パッシブフィルターは、抵抗(\(R\))、コイル(\(L\))、およびコンデンサ(\(C\))などのパッシブな電子部品(これらを受動素子といい、電源を必要としない素子である)を使用して信号をフィルタリングするデバイスであ […]